世界を巡るお誕生日の旅 インドネシア後編

インドネシア的お誕生日のお祝い豆知識

筆者が2017年バリ島で撮影した思い出の一枚

ドリームキャンドルを製造販売する株式会社田中務補(かねすけ)商店のたなかななです。

この《世界を巡るお誕生日の旅》シリーズは、

ドリームキャンドルを日本のみならず

他の国へも展開していきたいという私の願望が元となって生まれました。

世界へ出るなら世界のお誕生日を知ろうという学びの記録でもあるのですが、

対象国11カ国目は【インドネシア】です。

すでに前編は公開済みですので、この後編も併せてお楽しみいただけますと幸いです。

(「世界を巡るお誕生日の旅 インドネシア前編」はコチラよりご覧ください。)

では早速、つづきをスタートしましょう!

ベトナムとの違いはあるの!?

今回インタビューをさせていただいたベトナム在住の美優さん。

ベトナムで暮らす以前はインドネシアに4年間滞在されていました。

ベトナムとの比較のお話に移りたいと思います。
今までのお話を伺ってみて、
インドネシアのお誕生日の祝い方が
ベトナムととても似ていると感じました。
あえて似ていない点はあるのでしょうか。

めっちゃくちゃ似ていて、
逆に困ってしまうんですよね。
ほぼ一緒だと思います。

生活のレベルといったら失礼な言い方ですけれども、
だいたい豊かさは同じですか?

お金持ちがどーんといて、
普通の人もどーんといて、
貧しい人もどーんといるっていうところは
全く一緒だと思います。

そうなんですね。


日本人はすぐに「平均」や「一人当たり」を聞きたがりますが、
これ程貧富の差が激しいとそれらにはあまり意味がないと思います。

なるほど。
そういった貧富の差までも共通しているんですね。
それぞれの層毎がお誕生日にかける費用感の違いは
どうですか?

層毎に全く違いますね。

貧しくてお誕生日をお祝いする余裕もないご家庭も
あるのでしょうか。

彼らはどうしているんですかね。
たぶん家で、
こじんまりとお祝いしているのではないでしょうか。

お金持ちの人たちはお金持ち同士でしか、
交わることはないのでしょうか。

やっぱりそうなっちゃいますよね。

ベトナムのオフィスでも
インドネシアと同様に、
お誕生日の人が周りの人に振る舞うのですか?

そのとおりです。

お祝いする場所なども
インドネシアと同じような感じですか?

そうなんですよ!
一緒なんですよ。

ベトナムでも、上司のお誕生日当日に
サプライズで部下がお祝いをするようなシーンは
あるのですか?

よくあります。
そういう時って、 例えば上司と部下とで同時に用意してて
被っちゃったりしないのかなって不思議に思うんですよね。

私もそれは気になってたところです。
被っているのをご覧になったことはないのでしょうか?

もしかしたら被ってるかもしれないですね。
被ってたとしても
ケーキが2つあってもいいやって
なるのかもしれないですね。

なるほど。
大らかな空気が流れているのでしょうね。
では、お誕生日の方が招待するケースとサプライズでお祝いされるケースと
どちらが多いですか?

サプライズの方が少ないんじゃないかな?
でも、サプライズもまあまあ多いですよ!

サプライズが珍しいわけでは
ないのですね。
その辺りもインドネシアとベトナムでは
違いがあまりないのですね。

そうなんですよ!

ベトナムって
あまり宗教観が強くない国というイメージがあります。

インドネシアに比べると、そうですね。
インドネシアはイスラム教への宗教観が強いので、
それに比べるとベトナムの宗教観っていうのは
すごいあっさりしていますね。

なるほど。
誕生日に限らず、それぞれの国独特のお祝いは
ありますか?

ベトナムは圧倒的に【テト】。
我々のカレンダーでいうと1月とか2月ぐらいなんですけど、
中国人も旧正月があるじゃないですか。
その旧正月のことをベトナムでは【テト】といいます。
ベトナムのお祝いではまず【テト】が
圧倒的ナンバーワンですよね。

テト】なんですね。

一方、インドネシアの方は
圧倒的にラマダンですよね。

ラマダンですか。

ラマダンは日本的にいうと断食。
ラマダン明けの休暇が【 レバラン】。
それが1番大きいお祝いです。

ベトナムに戻りますが、
テト】はどんなお祝いの仕方をしますか?

テト】は昔の日本に近いと思いますよ。
本家に行って、みんなお酒飲んで。

日本のお節料理のような
お祝い料理があるんですか?

そうです!

一方、インドネシアの【 レバラン】は
どんなお祝いなのでしょうか?

ラマダン明けの休暇【 レバラン】が1週間ぐらいあって、
それはもう一大イベントですね。

それも本家に行くような感じですか?

そうです。
本家に行ったりします。

話が逸れてしまいますけど、
ラマダンって 1日中ご飯を食べれないわけじゃないんです。
日が昇ってる間だけ食べれないんですよ。
その間は飲食禁止なんです。
飲むことも ダメなんですよね。

なるほど、日本人の感覚からすると
かなり厳しいですね。

夕方になって「はい、食べていいよ」ってなった時、
昔はあまり美味しくないゼリーのようなものを食べてたんです。
いきなり食べるとお腹がびっくりしちゃいますからね。
ところが最近はゼリーではなくて、
ラマダン明けといえば
日本の【ポカリスエット】なんですよ。

日本の【ポカリスエット】!?

そうです。【ポカリスエット】が
めちゃくちゃインドネシアで売れてるんです。

大塚さんもいいところに目をつけましたね。

注)「大塚さん」はポカリスエット販売元の「大塚製薬」さんを指しています。

どっちが先に気づいたのか分からないですけど
それはもう、すごく売れてますよ!

ちなみにラマダンの時は日本食レストランでも
ビールを頼む時は
湯飲み茶碗に入って出てきたります。
中身が見えないように。

ふふふ 笑)。

では、美優さんが
自分の誕生日を祝ってもらえるならどの国が一番いいか
教えてもらえますか?

あんまり祝ってもらうのは恥ずかしいので、
祝われたくないです 笑)
どちらかっていうと
家族に祝ってもらうくらいでいいです。
オフィスでみんなに盛大にやってもらうのは
恥ずかしがり屋なのでね、遠慮したいです。

日本だとまあ、オフィスで盛大にって
あんまりないですもんね。

そうですよね、
日本だとオフィスでお祝いしないですよね。

私は見たことないですね。

そんなシャイな美優さんにあえてお聞きしますが、
3か国の中で1番思い出深い誕生日の思い出があれば
教えてください。
子供の頃の思い出とかでも構わないです。

自分の息子とか妻の誕生日のほうが思い出深いかな。
レストランに行って誕生日だと伝えると
スタッフが歌を歌ってくれるんですよ。

今住んでらっしゃるベトナムにおいてですか?

インドネシアでも歌ってくれた気がします。

それは、予約のときにお誕生日ですって伝えておくと
歌ってくれるのですか?

はい、そうです。
簡単なケーキみたいなのを出してくれます。
ケーキを持ってくる時に歌を歌いながら
お祝いしてくれるんです。

インドネシアでもベトナムでも、
レストランでそういうシーンはよく見ますか?

めちゃくちゃ見ます。

では、私からお聞きしたかったことは
全部お聞きできたので、
何か他に伝えたいことがあれば教えてください。

強いて言うと、今ベトナムで誕生日に呼ばれる度、
とにかくプレゼントに困ってたんです。
今回このインタビューをきっかけに
御社のドリームキャンドルを知れてめちゃくちゃ嬉しい。

そんなお言葉が聞けて私も幸せです。
もうこれは是非ともベトナムに開拓していきたいと思います。

是非!

では、最後の最後に、
今回のインタビューのご感想をいただけますか?

やっぱり思ったのですが、
自分が所属しているコミュニティー以外のことを聞かれると、
何にも知らないんだなって思いました。
自分が所属している会社や
自分の子供が所属している学校のことはわかっていますし、
他のところでは違うことをやってんだろうなって
薄々はわかってるんですけど。

しかし、実際は全く知らないんだなっていう風に
改めて思いましたね。
これをきっかけに"知りたいな"という感覚はありました。
ちょっと勉強してみようと思います。

そういうきっかけ作りができたようで嬉しいです。
ありがとうございます。
是非また何か情報があれば教えてください。

長々とお時間取っていただきまして、
本当にありがとうございました。


私自身の感想

今回、美優さんにご協力いただいたおかげで、

インドネシアとベトナムという、共に東南アジアに位置する経済発展著しい国同士を

「お誕生日」や「お祝い」という角度から比較して知ることができました。

信仰する宗教や信仰心の深さは全く異なる2つの国ですが、

【誕生日】という誰にとっても1年に1度だけある「生まれの記念日」を

祝ったり喜んだりする心は共通なんだという、人間そのものの温かい心を見ることができました。

それと、

美優さんには、何度もドリームキャンドルのことを言及いただき、とても嬉しかったです。

東南アジアの地でドリームキャンドルを販売できるよう、

全力を尽くしていきたいと思います!

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投稿者プロフィール

ドリームキャンドル担当たなか
ドリームキャンドルのメーカーに勤務するたなかななと申します。お誕生日やドリームキャンドル、地元神戸にまつわるストーリーを執筆中
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