世界を巡るお誕生日の旅 インドネシア前編

インドネシア的お誕生日のお祝い豆知識

ドリームキャンドルを製造販売する株式会社田中務補(かねすけ)商店のたなかななです。

私たちは現在、ドリームキャンドルを世界へ向けて販売するという“夢“をもっています。

“夢“のロウソクを意味するドリームキャンドルは、

メーカーである私たちにも“夢“をもたせてくれる愛しいキャンドルでもあります。

そんな我が子のようなドリームキャンドルは、

主にお誕生日のお祝いシーンでお役立ちするパーティーグッズですから、

”世界へ出るならまず世界のお誕生日を知ろう”という探究を2023年7月にスタートしました。

そして、私が知り得た情報を『世界を巡るお誕生日の旅』シリーズとして

このブログでご紹介しています。


シリーズ11カ国目となる今回の国は、

インドネシア】。

前回からの幸運が続き、

インドネシアに在住歴のある日本人の方にインタビューを実施することが叶いました。

実は前回ご紹介した『世界を巡るお誕生日の旅 ベトナム前編』後編

インタビューを受けてくださった《サイゴン山本さん》よりご紹介いただいた方なのです。

こうしてブログを執筆したり、最近では公式SNSに投稿を行ったりする活動の中で、

通常ではなかなか出会えないような世界中の方達と交流が生まれることは、

とても嬉しい副産物です。

そんな喜びを噛み締めながら、

今回のインドネシア編をスタートいたします。

オンラインインタビュー

今回インタビューをお受けくださったのは、現在お仕事の関係でベトナム在住の美優さん。

なぜベトナムにお住まいなのに

インドネシアのお誕生日についてインタビューさせていただいたかというと、

ベトナムに住む以前はインドネシアに4年間のご滞在経験があったためです。

せっかくですから現在住んでいらっしゃるベトナムとの違いについても、

お尋ねしてみようと思います。

それではよろしくお願いいたします。
インドネシアはどちらに滞在されていたのですか?

ジャカルタです。

インドネシアのお誕生日の文化についてお尋ねします。
お誕生日の価値であるとか、捉え方の面で
インドネシア人独特の価値観だなって
思われるところはありますか?

インドネシアでは基本的に、誕生日の人がお金を払います。
日本と違って、平均所得水準や平均貯金額など意味がない国なんです。
それはインドネシアもベトナムも。
ものすごいお金持ちもいれば、
とても貧しい方もいらっしゃって、
平均っていう考え方が全然意味がない国なんです。

なるほど。

例えばオフィスだと、
誕生日の人が《ナシクニン》という料理を
みんなに振る舞ったりするんです。
《ナシクニン》をネットで検索すると
黄色いピラミッドみたいなご飯が出てくると思います。

さっそく検索してみると、

おっしゃるとおりの黄色いピラミッド型ごはんが出てきました。

これをみんなで分け合って食べるのですか?

はい。
オフィスで食べたりします。

オフィスで作るわけにもいかないでしょうから、
どこかからデリバリーしてもらうのですか?

業者に持ってきてもらうんです。
軽食のランチボックスみたいなものを配る人もいますね。

それは部下が誕生日であっても上司に対して配るのですか?
それとも上司が誕生日のときに限るのですか?

上司からも部下からも
みんなに配る感じです。

同じフロアだったら
大勢いてもみんなに配るのですか?

大きな組織では
さすがに全員に配るわけにはいかないので、
自分のチームメンバーとかにですね。

結構な出費になりそうですよね。
そういったことも厭わないのですか?

そんな時は限定しますね。

想像するに、貧富の差が激しいとなると、
富がある方はいいけれど、
貧しい方で職場で働いている方はどうなるのですか?

職場で働いているひとって
そんなに貧しくないんですよね。

そういうことなんですね。
では家庭の場合はどうなのでしょうか?

家庭の場合、子供の誕生日がすごいです。
実はインドネシアもベトナムも一緒なんですけど、
これも当然貧富の差があって
お金持ちの家の子供の誕生日っていうのは
物凄くお祝いします。

例えばどのような感じなのですか?

例えばわかりやすいところでいうと
マクドナルドを貸し切ったりするんです。
自分の家でやったりとか、
ホテルの会場を貸し切ったりとかもします。
それはもう、盛大な誕生日パーティーをやりますね。

それはかなり盛大そうですね!

そういうところに呼ばれると
我々も何かもっていかないといけないんですけどね。
これからはドリームキャンドルを持っていこうと
思ってます。

ユーモアのある嬉しいお言葉を言っていただき、思わず笑いがこぼれた田中でした。

実は美優さん、

今回インタビューを受けてくださることになってからドリームキャンドルを知り、

とても興味を持ってくださったのでした。

これは絶対ベトナムでの販売を達成させねば、とたなかの熱が上がります!

韓国でも1歳のお誕生日には
ホテルで披露宴みたいな感じで盛大に行うらしいのですが、
インドネシアのケースでも披露宴みたいな感じですか?

近いですね。
披露宴っていうと少し大袈裟ですが。
会場で子供達がガヤガヤと遊んでるだけですからね。

特別な儀式や、
男の子と女の子での違いはありますか?

特に儀式も男女の違いもあまりないですね。

イスラム教徒が多い国と聞きますが、
その影響はお誕生日文化にも見られますか?

おっしゃるとおりです。
ただし、欧米文化が結構浸透してるんです。
ベビーシャワーとか、性別お披露目会とか、
いかにも欧米っぽいようなことをやりますよね。

ベビーシャワーはクリスチャンなイメージですが、
あまり厳格な宗教にのっとってのお祝いの仕方ではないのですね。

そうなんですよ、思ってるより厳格ではないです。

人気や定番の贈り物はありますか?

なんでも贈るけど、
花とかは多いと思います。

ハッピーバースデーの曲は
日本で歌うものと一緒ですか?

何か変な歌を歌う気がします!

美優さんがインドネシア独自のバースデーソングを聴かせようとしてくださったのですが、

接続がうまくいかず聴くことができませんでした。

私も自分で調べてはみたのですが、YouTubeなどで探してもなかなか発見できず。

気になるので、ご存知の方からの情報をお待ちしております!

家庭で祝う場合も、さきほどおっしゃっていた
ナシクニンが登場するのですか?

家庭がわからないなぁ。
家庭ってあまり行ったことがないので。
言われてみたら、家庭ってどうしてるんですかね。

では、そのあたりをネットでも調べてみますね。

ということで、

インタビュー後にブログやインスタグラムなどであたってみました。

残念ながら、家庭のお誕生日パーティーでナシクニンを調理したり食べたりする様子を

見つけることはできなかったのですが、

とにかくこのナシクニンの魅力にすっかり心が惹き込まれてしまいました。

どうもナシクニンはお祝いの定番料理でありながら、

お葬式のような儀式でも振る舞われたり、

日常的にレストランや屋台飯でも食べられる料理のようです。

日本でいうところの《お寿司》の立ち位置に似ているのかもしれません。

高級寿司から廻る寿司、お祝いで登場するちらし寿司に、お葬式で振る舞われる握りの桶、

のようなオールマイティさが共通している気がしませんか?

さて、インスタグラムで「nasi kuning」とハッシュタグ検索すると、

さまざまなナシクニン画像が出てきて大変面白いです。

特に、ケータリング会社がやケーキショップのアカウントは一見の価値ありです。

お弁当タイプから、お節よりも豪華な盛り合わせタイプ、

ケーキ屋さんが販売するド派手デコレーションタイプなど。

実際に#nasikuming で検索した画面

インドネシアを訪れたら、町で人気のナシクニンを絶対食したいと思います。

というわけで、インタビューへ戻ります。

バースデーケーキは食べますか?

ケーキはまず出ます。
しかし、日本みたいな繊細なケーキじゃないことが
正直往々としてありました。
とはいえ、日本人が好きなケーキに
だんだん近づいてきているようです。

日本だとケーキにロウソクを立てて、
歌を歌ったあとにロウソクの火を吹き消しますよね。
インドネシアでも同じですか?

そうですね。
同じようにロウソクを吹き消します。

美優さんご自身が
インドネシアの方にお祝いをしてもらった経験について
教えていただけますか?

むしろ、こちらが招待する側でした。
食事へ行ったりとか。

贈り物は、招待する側が用意するのか、
逆に贈ってもらえるのでしょうか。

招待された方がもっていきます。
例えば、小学校のクラスの誰かが誕生日となると、
すごい招待されるんですよね。
ホテルだろうが、レストランだろうが、自宅であろうが、
向こうが食べ物とかケーキとか、親用にはお酒とかも
用意してあって、招待される側はプレゼントを持っていく。
毎月一回はどこかに呼ばれていて、
プレゼントを選ぶのが難しいので
ドリームキャンドルを見て「これはいいな」って思ったんです。

またまた、美優さんのお心遣いをいただいてしまいました。

しかし、そういった場面でドリームキャンドルが活躍できたら

私たちとしてもとても嬉しいことです!(実現させねば!!)

だいぶ盛大ですね!

だいぶ盛大です。
もちろん、そこまでやるのは
上流階級のひとって感じなんでしょうけど。

美優さんのお話はまだまだ続きますが。

一旦区切りのいいところで前編はここまでといたします。

後編では、「インドネシアとベトナムのお誕生日文化にどんな違いがあるのか!?」に迫っていきたいと思います。


ご案内

最後までお読みくださりありがとうございました。

私たなかはこのブログのほかに各種SNSでの発信を担当しています。

中でも最近特にショート動画での発信に力を入れており、

ドリームキャンドル公式YouTubeチャンネル》で

ドリームキャンドルの検品の様子や、カスタマイズアイデアなどを発信しています。

ぜひこのブログと合わせてご覧いただけると、大変嬉しく励みになります!

公式チャンネルのショート動画

Follow me!

投稿者プロフィール

ドリームキャンドル担当たなか
ドリームキャンドルのメーカーに勤務するたなかななと申します。お誕生日やドリームキャンドル、地元神戸にまつわるストーリーを執筆中
tiktokも更新中!

世界を巡るお誕生日の旅 インドネシア前編” に対して1件のコメントがあります。

コメントは受け付けていません。